お知らせ(2021年1月29日追記)
こちらの記事は以下のURLに引っ越しました。ブックマークの変更をお願い致します。
https://nana-music.com/nanamagazine/nanams-nejishiki01/
nanaをお楽しみのみなさんこんにちは!
ボカロPの「ねじ式」と申します。
どうして僕がnanaの公式WEBで記事を書いているのか怪訝に思う方も多いでしょう。
(あ、石を投げないでください!)
(あ、石を投げないでください!)
今年の夏、nanaフェスに遊びに行きスタッフの方とご挨拶をした後、後日に図々しくもnanaオフィスに遊びに行き、スタッフのみなさんとキャッキャとnanaギターや、
ボカロキーボードと戯れたりした結果...
...こんな面白い企画が始まってしまいました笑
ボカロキーボードと戯れたりした結果...
...こんな面白い企画が始まってしまいました笑
元々アコースティックギターやベース、DTMなどを教える仕事を以前からやっている僕ですが、nanaスタッフの方がポツリと言った「今後はnanaで歌だけじゃなく、歌をきっかけに音楽の楽しさを見つけていく、『nanaミュージックスクール』的な事がやりたいんですよねぇ」という言葉に「あ、実は僕いろいろ教えられますよ!」と返答をしたのがこの企画の始まり。
何でも楽しそうなアイディアは思い付いたら言ってみるもんですね!!
元々不器用で指が短い僕がギターを教えることで、「ギターって器用で指がすらっと長い人だけが弾けるもんじゃないの?」とギターを始めるのを諦めてたみなさんの楽しく練習するお手伝いが出来たらいいなと思っています。
よくある質問「どのギターを買えばいいの?」
今回はまずギターを買うところからはじめていきましょう。僕が生徒によく聞かれる質問に答えたいと思います。
Q1.初心者はどんなアコギを買えばいいの?買わなくても練習できますか?
A.ギターが無いと本当に何も始まりません。
A.ギターが無いと本当に何も始まりません。
小さいころ、従兄弟が幼稚園の工作で作ったティッシュペーパーの箱とサランラップの棒に輪ゴムを張った「ギター風なもの」をかき鳴らし奇声を発していましたが、それは残念なぐらい練習とは程遠いものでした。。
ドラムの練習は雑誌などをスティックで叩いたりしても比較的イメージトレーニングがしやすいのですが、ギターとベースはやはり楽器がないと辛いです。なのでちゃんと楽器は買いましょう!
Q2.いくらぐらいの値段のギターを買えばいいの?
A.これは実はとても難しい問題ですね...
ギターの値段って本当にピンキリで、1万円を切る安いものから数百万の高い「ビンテージギター」まであります。
でもあえて今回の記事を読んでくれている「これからアコギを始める方」に向けて言わせてもらうなら、「買うなら頑張って3万円ぐらいのギターを買おう!」という感じです。今まで色んなギターを買って弾いてきましたが、僕の意見はこれにつきます。
色んなメーカーがアコギを販売していますが、まともな作りで音も良いのはどのメーカーも3万円前後からだと僕は思います。
ギターの値段って本当にピンキリで、1万円を切る安いものから数百万の高い「ビンテージギター」まであります。
でもあえて今回の記事を読んでくれている「これからアコギを始める方」に向けて言わせてもらうなら、「買うなら頑張って3万円ぐらいのギターを買おう!」という感じです。今まで色んなギターを買って弾いてきましたが、僕の意見はこれにつきます。
色んなメーカーがアコギを販売していますが、まともな作りで音も良いのはどのメーカーも3万円前後からだと僕は思います。
もちろん1万円を切る激安なアコギもありますが、正直言ってネックも反っていたり音も良くないものが多いです。以前僕の生徒が嬉しそうに「アコギ買ったよ〜!」と持ってきた激安のギターは新品なのにすでにネックが反って塗装がひび割れていました。(...どこのメーカーかは言いませんが)
そんな造りに難のあるアコギを初心者なのに頑張って弾いている生徒の姿は少しかわいそうでした。僕みたいにある程度弾けるプレイヤーでもそんな状態のギターは演奏するのに苦戦するし、何よりも演奏に変な癖がつきやすいです。
3万円ほどの予算があればある程度フレットを押さえやすくて弾きやすいギターが手に入るので、将来のために少し頑張っちゃいましょう。この季節、クリスマスやお正月のようなビッグイベントもあるしね!!!
Q3.アコギとエレアコって違うの?
A.そもそもアコギとエレアコって?という人も多いでしょう。
アコギはアコースティック・ギターの略で、エレアコはエレクトリック・アコースティック・ギターの略です。
エレアコは、アコギにピックアップ(アコギの音を拾うマイク)がついているタイプで、音を電気信号として出力することができる、アコギとエレキギターのいいとこどりみたいなタイプです。ライブハウスでの活動やストリートで弾き語りをしてみたい!と思っている方はエレアコを選ぶと色々と便利かと思います。
でも後からピックアップを装着もできるので今の段階ではそれほど悩まなくても大丈夫です。
ねじ式先生のオススメはこれ!
そんな中で僕が直接弾いたことのある「弾きやすくて音がいい!」と思ったギターを3本ほど紹介しておきます。
S.Yairi ヤイリ Traditional Series アコースティックギター YF-3M/N
▲こちらはアコギの有名ブランド「ヤイリ」の初心者モデル。レッスンの時に生徒が持ってきたものを弾いて「安いのになんていい音なんだ!」と感動した思い出があります。
ヤマハ アコースティックギター FS SERIES ナチュラル FS820
▲このギターのボディーは少し薄めで抱えやすい感じ。アコギって意外と大きくて女の子だと抱えるだけで精一杯になってしまうんですが、このギターは他のギターに比べて弾きやすさに特化してると思います。音もなかなか中低域がしっかりしてておすすめです。
EPIPHONE ( エピフォン ) Hummingbird PRO
▲こちらは見た目重視で「アタイ、みんなと同じなのはイヤなのさ...」という方におすすめの一本。ギブソンの「ハミングバード」というシャレオツな名機「ハミングバード」の廉価版。でも価格が安くてもさすがギブソンの子会社のエピフォン製。音もルックスもかなり良いです。
個人的には可愛い女の子がこれを弾いていたらメロメロになってしまうかも笑
僕が自信もってお勧めできるのはこんな感じの3本です。
全然メーカーに関係なく選ばせてもらいましたが、どのギターも自分で弾いてみて感じた素直な感想なので参考にしてもらえたら嬉しいです。
ちなみにこのなかでエレアコ(アンプやスピーカーに接続できるアコギ)は3番目に紹介したEPIPHONE Hummingbird PROです。
オススメギター以外のモデルを選びたい時はどうしたらいいの?
通販が使えなかったり、どうしても予算が届かない!という方もいると思うので。何点か良いアコギを選ぶコツを書いておきます。
・実際にギターを持ってネックを握ってみる。可能なら弦を押さえてみる。
安いギターにはフレット(押さえるところ)が押さえにくかったり、ネック(長い棒みたいなところ)塗装の仕上げががザラザラしていて握りづらい事もあります。それを避けるためにもまずは実際にギターを抱えてネックを握ってみましょう。
なんか抱えにくい、握りにくいと思うギターは音を出す以前に「...なんかこいつと一緒に過ごしたくないな」と思うはずです。店員さんに申し訳ないと思わず、欲しい候補のギターは遠慮なくいくつか持たせてもらいましょう。
・鳴らしてみて(もしくは楽器屋の店員さんに弾いてもらって)テンションが上がる素敵な音が鳴るかどうか試してみましょう。
初心者なのでもちろん初めから綺麗な音は出ません。ですが、練習を重ねて「あ、いい音!」と思える「目標の音」を知る事は大切です。
おそらく試奏前に店員さんがギターのチューニングをしてくれると思うので、勇気を出して「何かコードを弾いてもらえますか?」とお願いしてみましょう。きっと簡単なGやCなどのコードなら弾いてくれると思います。
何本か弾いてもらえば、「いい音!」と感じるものがきっとあるはずです。
万が一そこで店員さんが「オッケー!!」とドヤ顔をしてウザいフレーズを延々と弾き始めたら100万ドルの笑顔で「またの機会にしますー!」と即お店を出ましょう。そういう空気の読めない店員さんには買った後も相談に乗るたびにドヤ顔フレーズ(略してドヤフレ)を聴かされるはめになります(経験済み)
・音の高さを合わせるチューナーも一緒に
ついでなのでもう少しだけ書きます。
先ほど少し書きましたがギターにはチューニング(音程を調整すること)が必要です。ピアノのように楽器と向かい合ったらすぐに正確な音が出せるわけではありません。(厳密に言うとピアノも定期的な調律が必要)チューナーを用意しましょう。
先ほど少し書きましたがギターにはチューニング(音程を調整すること)が必要です。ピアノのように楽器と向かい合ったらすぐに正確な音が出せるわけではありません。(厳密に言うとピアノも定期的な調律が必要)チューナーを用意しましょう。
チューナーも色んな種類がありますが、最近はクリップ式のものが多くなってきたような気がします。コンパクトですしアコギには便利なのでクリップ形状のものがおすすめです。
チューナーにはどういう調整をするかによっていくつかの種類があります。
1000円を切るような安いものもありますが、ギターのレギュラーチューニング専用だったりと、何かしら機能を制限して安価になっているものが多いです。ギターは「半音下げチューニング」や「カポタスト」を使ってキーを上げて演奏するような機会がとても多いのでクロマチックチューナー(半音階もカバーしているチューナー)を買った方が後々便利だと思います。
価格は1500円より上になるとクロマチックチューナーになっている事が多いので、だいたいそれぐらいの価格を目安にしてください。
価格は1500円より上になるとクロマチックチューナーになっている事が多いので、だいたいそれぐらいの価格を目安にしてください。
練習が辛くなったら目標にしている曲を聞こう!
今回はアコギの購入とチューナーについて書かせてもらいましたが、アコギは様々な楽器の中でもたくさんの人が挑戦して、たくさんの人が断念する事が多い楽器だと僕は思います。
よく言われる「F」というコードは門番よろしく「ヘッヘッヘ...ここから先は通さねぇよ!!」と容赦なく初心者の前に立ちはだかります。
よく言われる「F」というコードは門番よろしく「ヘッヘッヘ...ここから先は通さねぇよ!!」と容赦なく初心者の前に立ちはだかります。
自分も泣く泣く練習していたのを思い出します笑
「ギターの練習って辛いな〜」と思う時もあるかもしれませんが、そんな時は自分がアコギを弾きたいと思ったきっかけの曲を聴きなおすのもいいと思います。その大好きな曲を作ったアーティストさんもギターを初めた時はその門番に256回ぐらいぶん殴られて、それでも初心者の壁を突破してきたわけですから。
4年前に僕が投稿したこの曲もそんな事を歌っているので良かったら聴いてみてください。この記事を書いている時にふと思い出して久しぶりに聴いたんですが、やっぱいい曲ですw(自画自賛)
【GUMI】拝啓、Fが押さえられない僕へ【オリジナル】
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次回は「ギターでメロディを弾いてみよう!」という内容です。
普通のギター教本はすぐコード演奏になりますが、コードは和音という名前だけあって、いくつかの音を同時に鳴らさなければなりません。それよりも簡単な、単音(ひとつの音)で曲のメロディーを弾いてみることに挑戦します。
いつもnanaで歌っている歌をギターでやってみるだけです。簡単そうでしょ?
最後まで読んでくれてありがとうございます。
それではまたお会いしましょう!!!
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▼記事一覧
- 第1回 ギターを買おう!
- 第2回 音の高さをあわせよう〜チューニング〜
- 第3回 曲を演奏してみよう!〜メロディを弾いてみる〜
- 第4回 〜コードを弾いてみよう!〜
- 第5回 〜コードを弾いてみよう!その2〜
- 第6回 〜コードを弾いてみよう!その3〜
- 最終回(第7回) 集大成!弾き語りにチャレンジ!
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