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お知らせ(2021年1月29日追記)
こちらの記事は以下のURLに引っ越しました。ブックマークの変更をお願い致します。
https://nana-music.com/nanamagazine/nanams-vocal08/

nanaユーザーのみなさんこんにちは! 今日も楽しく歌ってますか??

さて、これまで7回にわたってお送りしてきたこの誌上ボイトレ、いよいよ今回の8回目が最終回となります・・・!!

今まで毎回たくさんの方に読んでいただいて、本当にうれしく思っています!!有終の美を飾るべく、今回も全力でお送りしたいと思います!!そして、記事の最後で先日行ったリアルボイトレイベントのレポートもご紹介しますので、どうぞお楽しみに!!

さぁ、最終回の今回はリズム編の第二弾です!!張り切ってまいりましょう!!

目次

リズムは放物線でとらえるべし!

リズムの感じ方にはいくつかのコツがあります。

前回は拍という「点」に注目して話を進めましたが、よりリズム感よく歌えるようになるためには、点と点の間にある「空間」に意識を向けてみる必要があります。この空間を十分に感じられていないと、点と点の間が詰まってしまって、結果、歌うタイミングが早くなってしまいます。実際、リズムが合わない方の8割以上は、遅くなるよりも早くなってしまう方が多いという印象です。

さて、この空間の感じ方ですが、ぜひ試してみていただきたい方法があります。


それは、リズムを点から点にジャンプする放物線として捉えてみるという方法です。

まるでトランポリンでジャンプしているように、空中にいる時間を楽しむようなイメージで感じてみましょう。そうすることによって、リズムを取ることがただ点を合わせるという瞬間的な作業ではなく、点から点を渡っていくという連続的な作業になり、音楽に「流れ」が生まれます。この「流れ」の感じ方が、歌をより立体的なものにする上でとても重要なんですね。
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では実際の曲に合わせて練習してみましょう!

まずはnanaの伴奏の中から好きな曲を探してみてください。極端にテンポが遅い曲や速い曲は避けた方がいいかもしれません。できればピアノやギターだけの演奏のものよりは、ドラムなどのリズム楽器が入っている曲のほうが良いと思います。

その曲を再生しながら、拍のタイミングで、右手で右の太ももをポンポンと叩いてみましょう。

決して痛くならないように軽くにしましょうね。このとき、まるで太ももがトランポリンになったようなイメージで右手を弾ませてみましょう。空中にいる時間を十分に楽しんで、あとは重力でストンと落ちるイメージです。

こんな感じでリズムがとれるようになってきたら、それをやりながら歌ってみましょう!


どうですか?音楽の「流れ」が感じられるようになってきましたか??


リズムの隠れたエッセンス・・・「アクセント」とは?

前回の記事の中で、リズムには大きく分けると「タイミング」と「アクセント」という二つの要素があるというお話をしました。前回はその中の「タイミング」について掘り下げたわけですが、今回は「アクセント」の方についてもお話ししたいと思います。

みなさん、ポップスのアーティストのライブに行って、手拍子をした経験はありますか??もし実際に経験はなかったとしても、テレビなどで見たことがあれば想像がつくと思います。

さて、どんなタイミングで手を叩いていますか??

2つのサンプルを用意してみました。自分はどちらのタイプか、そして、それぞれの手拍子の仕方がどんな風に感じるか確認してみてください!


いかがでしたか??

一般的にはパターン②の方が多いと思います。ですが、もしかするとパターン①の方もいらっしゃるかもしれません。

これはどちらが正しいというわけではないのですが、傾向としては、比較的新しいポップスを好む方はパターン②、演歌や昔のフォークソング、あるいは合唱曲や唱歌などを好まれる方はパターン①の方が多いかもしれません。

一概には言えないのですが、このように、音楽の種類によってアクセントを感じる位置は違ってきます。洋楽の影響を強く受けている現代のポップスは、タイプ②のように「2拍目と4拍目」にアクセントを置いているものが多く、日本に古くからある音楽の影響が強いものは「1拍目と3拍目」にアクセントを置くものが多いようです。

それぞれのアクセントのタイプから受ける印象としては、パターン①はどっしりとした感じ、パターン②は軽快な感じという印象を受ける方が多いようです。nanaでは色々な音楽を扱っているので、どちらのパターンもあると思いますが、比較的多くの方が演奏されているのは現代のポップスの楽曲なので、ここではパターン②のアクセントについてお話しを進めていきたいと思います。

強拍と弱拍

さて、現代のポップスでは2拍目と4拍目にアクセントが置かれるケースが多いとお話ししましたが、音楽理論の専門書(楽典)を見てみると、これとはちょっと違ったことが書いてあります。楽典の中の「強拍と弱拍」という項がそれです。

そこにはどんなことが書いてあるかというと、「1拍目が強拍、2拍目が弱拍、3拍目が中強拍、4拍目が弱拍」となっています。これはどちらかと言えばさきほどのお話に登場したパターン①の方が近いようですね。では現代のポップスにはこれは当てはまらないのか、というと、実はそういうわけでもないのです。

このパラドックス(というほど大げさなものではありませんが)をひも解くには、「アクセント」という言葉の意味を掘り下げてみる必要があります。



みなさんは「アクセント」と聞くとどんなことを想像しますか??



多くの方は「アクセント=強い」というイメージをおもちだと思います。例えば、2拍目と4拍目にアクセントを置いて歌ってみましょう、と言うと、その部分を大きな声で歌おうとする方が多いと思います。

しかし、現実は決してそういうわけではありません。むしろそのように歌うと違和感があるケースも少なくありません。ではここでいう「アクセント」はどういう意味なのでしょう。

例えば、nanaユーザーの皆さんは日本全国、いえいえ、きっと海外にもいらっしゃいます。そんなみなさんに質問です。

「トマト」
この言葉、あなたの土地の言葉ではどんな風に発音しますか??

標準語では「マト」という風に、初めの「ト」にアクセントがあります。ちなみに僕は大阪出身なのですが、大阪では「トト」という風に、「マ」にアクセントを置いて発音します。

さて、このアクセント。その言葉を強く発音していますか??実際声に出してみるとわかると思いますが、決してその言葉を強く言っているわけではありませんね。

どう発音しているかというと、「高く」発音しているのです。

このようにアクセントには「強弱」という要素のほかに「高低」という要素も含まれるのです。つまり、音楽におけるアクセントの捉え方も、決して強弱という要素だけにとらわれるのではなく、高さにも着目してみる必要があるわけです。


ここまでの話を読んで、勘のいい方は「あれ?」と思ったと思います。


そう、音楽において「高さ」はメロディーによって決められてしまっています。例えば、2拍目や4拍目の音を勝手に高くしてしまったのでは、全然違うメロディーになってしまいますよね。

では一体何を高くすれば良いのでしょうか・・・話が複雑になってきましたね(笑)、もう少しだけお付き合いくださいね。

アクセントはジャンプを高くする

アクセントとは「強さ」以外に「高さ」という要素も含むが、音程を変えることはできない・・・では何を高くするのか。

ここで話は最初の放物線の話に戻ります。リズムは拍から拍をジャンプするようなイメージで感じてみましょうというお話をしました。そう、このジャンプを高くしてみるとどうでしょうか。つまり、2拍目と4拍目のジャンプをより高くしてみるわけです。そうすると、高いところから落ちる時の方が着地したときのエネルギーは大きくなるので、結果的に1拍目と3拍目のエネルギーが大きくなりますね。

これで2拍目と4拍目にアクセントを置きつつ、1拍目と3拍目が強拍という両方が満たせるわけです。またこのとき、2拍目よりも4拍目の方をより大きくジャンプすることで、次の小節に向かう推進力が大きく感じられます。
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このように、ポップスにおける2拍目と4拍目のアクセントは、必ずしも強く歌うわけではなく、大きなジャンプをするようなイメージで歌ってみることをオススメします。

次のサンプルを聴いてみてください。とくに4拍目から1拍目に向かうジャンプを大きくとるイメージをもつことで、4→1というつながりが明確になり、音楽が途切れることなく、推進力をもって進んでいく感覚がわかるかもしれません。

それではみなさんも実際にご自身の課題曲に合わせて、このイメージで歌ってみてください!

リアルボイトレイベントレポート

去る2月9日、私の所属するボーカルスクールVOAT新宿校で、nanaユーザーの方を対象に無料リアルボイトレイベントを行いました!今回の定員は6名でしたが、おかげさまで募集開始後すぐに定員となりました!!残念ながらご参加いただけなかったみなさま、本当にごめんなさい!!

当日は東京都内に雪の予報が出ていて、今にも降り出しそうなどんよりとした寒空でしたが、参加者のみなさんがそんな寒い中でもはりきって足を運んでくださったことが本当にうれしかったです!全員がお互いに初めましてだったので、少しドキドキの面持ちでもありましたが、そこはやはり歌が好きな人たちだけあって、発声練習がスタートして声を出し始めると、徐々に緊張もほぐれて、みなさんいい声を聴かせてくださいました。

軽い発声練習の後、順番を決めておひとりずつ歌唱していただきました。

nanaの伴奏に合わせて歌っていただいて、コメント&レクチャーをした後ふたたび歌唱、ビフォアアフターをチェックするという流れで行いました。限られた時間だったので、おひとり当たりの時間が本当に短くなってしまいましたが、その時間の中でもみなさん素早く吸収してくださり、さすが日頃から歌が好きで歌っていらっしゃる方々だなぁと驚いてしましました!

「好きこそものの上手なれ」という言葉さながら、好きな歌がどんどん上達していくみなさんの様子を見て、もっともっとたくさんのことをお伝えしたいなぁという気持ちになりました。今回ご参加くださったみなさま、今回は短い時間でしたが、もし機会があれば、ぜひレッスンを受けに来てくださいね!そして今回の機会を逃してしまった方も、無料体験レッスンは随時受け付けていますので、いつでも気兼ねなく一度お越しいただければと思います!

おわりに

早いもので、去年の春先からスタートしたこの誌上ボイトレも、ちょうど1年の節目の今回で最終回を迎えました。

私自身、このような記事を執筆するのは初めてで、小難しくなってしまったり、文章で伝えることの難しさを感じながら書いてきました。それでもこうして最後まで読んでくださった皆様方がいて、そして仕上がりの遅い原稿を気長に待ってくださるnana事務局の方々のご助力があり、最後まで書き上げることができました。みなさま本当にありがとうございました!!

音楽が大好きな方々と一緒に、これからももっともっと音楽を楽しんでいきたいと思いますので、またどこかでお会いできることを心から楽しみにしています!!それではまた会う日まで!!


▼ボイストレーナー田原先生の「nanaで歌うまボーカルレッスン」記事一覧
ボイストレーナー田原先生の「nanaで歌うまボーカルレッスン」vol.1 〜歌が上手いってどういうこと?〜
ボイストレーナー田原先生の「nanaで歌うまボーカルレッスン」vol.2 〜理想の声のレシピとは?〜
ボイストレーナー田原先生の「nanaで歌うまボーカルレッスン」vol.3 〜声帯のストレッチ・エクササイズ〜
ボイストレーナー田原先生の「nanaで歌うまボーカルレッスン」vol.4 〜声を響かせる共鳴〜
ボイストレーナー田原先生の「nanaで歌うまボーカルレッスン」vol.5 〜音程を改善する秘策、、、キーを変えてみる!?〜
ボイストレーナー田原先生の「nanaで歌うまボーカルレッスン」vol.6 〜音程を良くするエクササイズ〜
ボイストレーナー田原先生の「nanaで歌うまボーカルレッスン」vol.7 〜歌のクオリティを左右するリズム〜
ボイストレーナー田原先生の「nanaで歌うまボーカルレッスン」vol.8 最終回 〜リズムの捉え方〜




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